意見広告・議会報告
県民の安全安心へ 県政報告 移動する小さな交番｢アクティブ交番｣ 神奈川県議会議員 あらい絹世
明治時代に導入され地域住民の安全を担うものとして欠かせない存在の交番ですが、スマートフォンの普及による通信網の発達、社会情勢の変化に伴う犯罪内容の変化などにより、県警では２０１９年３月の「神奈川県警察交番等整備基本計画」策定に伴い、交番などの統廃合とこの代替としての「アクティブ交番」の導入を２０２０年度から行っています。
アクティブ交番は「動く交番」
県警では統廃合された交番や駐在所の代わりに、同じ機能を備えた「アクティブ交番」を各警察署に導入。ワゴン車型車両にパトカーと同じ装備を施したり伸縮性のひさしや机を備え、従来の遺失物や拾得物の届出受理、各種相談の受理、防犯啓発などの業務の他に、事件事故の多発する場所での駐留警戒や登下校時間帯の通学路における子供たちの見守り活動、夜間におけるパトロールなど、犯罪の抑止を図っています。
神奈川県内では、令和６年度までの５年間にアクティブ交番32台（事業費１億３３５６万円）を配備しており、磯子区では１台を導入し７カ所（磯子レインボーハイツ６―１号棟前、森町公園、神奈川県神社庁駐車場、洋光台駅前公園、洋光台北団地、上中里団地、岡村公園）に開設しています。地域の安全・安心の確保に向けて、車両型アクティブ交番の整備を進め、機動力を生かした活動により住民のニーズに迅速かつ柔軟に対応した治安対策にしっかりと取り組んでいきます。また、アクティブ交番の機能や役割が多くの県民に浸透するように、理解と啓発活動に努めてまいります。
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