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金沢区・磯子区 社会

公開日:2026.10.29

杉田キリスト教会 物価高に寄り添う食支援 利用者増、共助で支える

  • 菓子を受け取る親子

    菓子を受け取る親子

 食材や日用品の価格高騰が続くなか、地域における生活支援の現場でも、役割や利用形態に変化が生じている。

 磯子区の杉田キリスト教会が運営する子ども食堂「キッズカフェ杉田」では、物価高に直面する家庭などに寄り添う活動を続けている。2017年の活動当初は、会場で食事を提供する形で運営され、参加者は30〜40人ほどだった。しかし、コロナ禍を経て2022年頃から物価高騰が本格化すると利用者が急増。現在は、多い時には約250人が利用する。混雑やプライバシーを考慮し、弁当や食品セットの「持ち帰り型」が定着した。

 10月26日の開催時には、カレー弁当216人分のほか、食品セットや菓子などが用意された。4人の子どもを育てる40代の母親は「野菜や肉の値上がりを痛感しているため、本当にありがたい。子育てが落ち着いたら、次は自分も寄付などで誰かを支援したい」と話した。

 一方で、運営側もコスト増に直面する。食材費に加え、持ち帰り用プラスチック容器なども値上がりが続く。参加費は高校生まで無料、大人100円。各種助成金や企業・個人からの寄付で賄う。10月は14社、11人からの支援があった。

 同教会の牧師で区こども食堂ネットワーク代表の久保田顕さんは「支援の使途や現場の声を定期的に寄付者へ報告し、透明性を保つことで協力を得ています。今、自分たちの出来る範囲で支援を継続することが目標です」と話す。

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