港南中 エッサッサを伝統に 20日の体育祭で初披露
港南中学校3年生男子172人が9月20日の体育祭で日本体育大学伝統の応援「エッサッサ」を初披露すべく、日体大生を招いて特訓を続けている。港南中は3年生男子の演技として定着させていきたい考えだ。
「エッサッサ」は、掛け声と共に拳を交互に前方に押し出す応援。上半身は裸、裸足で行い、日体大で80年近く受け継がれてきた。「月明かりに獅子が月に向かって咆哮する様子を表現した」という勇壮な応援だ。
港南中は昨年まで3年生の演技種目だった組体操を見直し、力強さや元気の良さがあり、1人ひとりが表現しながら集団で作り上げる喜びもあるエッサッサを新たな演技種目と決めた。上田篤也校長によると、港南中の新たな伝統として根付かせていきたいという。
生徒は体育の授業の中で練習を続けているほか、日体大の学生6人が月に1度程度、港南中を訪れて指導している。指導をする1人、日体大4年生の岩本正顕(まさあき)さんは「自分たちのエッサッサを評価してもらった。港南中で伝統になれば嬉しい」と喜びを語り、「本番は気合と根性を見せて、最高のエッサッサを見せてほしい」と生徒にエールを送っている。
3年生全体の号令を担う荻久保大輝君は「元気よく声を出したい。自分たちがパイオニアとして、港南中に伝統を残し、後輩の手本になれるようにしたい」と本番を前に意気込んでいる。
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