港南区・栄区版 掲載号:2018年3月15日号 エリアトップへ

横浜市 水道料金値上げを検討 事業コスト急増見込む

社会

掲載号:2018年3月15日号

  • LINE
  • hatena

 横浜市は今後の水道料金を検討する「横浜市水道料金等在り方審議会」を4月に発足させる。背景には設備の更新や耐震化対策など、長期にわたり事業コストの増加が見込まれるなかで、利用料金収入の減少に歯止めがかからない現状がある。値上げも視野に様々な議論がされる見込みだ。

設備更新ピークに

 審議会は水道技術や経営を専門とする大学教授のほか、市民・企業といった利用者代表など10人ほどで構成される外部組織。水道事業管理者の附属機関として5月から検討を開始し、2019年度中まで全8回の審議を予定。市の料金体系の課題や水道管等の設備耐震化ペースなどを審議していき、局長に答申する。

 今回の審議会発足の背景には水道使用量が減ったことによる近年の水道料金収入の減少という事情がある。現在の料金体系は、使用水量が多いほど単価が高くなる「用途別逓増型」であるため、事業者の使用量が減った場合の料金収入への影響も大きい。審議会では、基本料金を見直すことで使用量の影響を受けにくい経営体質にしていくことなども検討される見込みだ。

使用量は減少続く

 水道事業収入の約7割は家庭や事業所の水道料金が占めるが、水需要は1992年をピークに減少傾向が続く。96年の渇水を機に節水への関心が高まったことも後押しし、この20年間で一日平均給水量は20万トン減少し、料金収入に大きな影響を及ぼしている。

 さらに課題となるのが浄水場や配水池、水道管の老朽化だ。設備更新は20年後の2040年代にピークを迎え、試算では今後40年間の更新事業費が年平均約353億円にのぼる。同局は900人規模の人員削減を既に実施し、浄水場の統廃合やポンプ場の廃止でコストを抑えても大幅な支出超過を消化しきれないという。

 水道局担当者は「水道は市民の財産であり、事業継続は不可欠。方策を審議会にも期待したい」と話す。

 一方である市議は「今後の設備更新は必要だが、市民生活への影響も大きいため、値上げが既定路線では困る。事業縮小を含めた業務改革を尽くした上で長期的視点に立ち、納得のできる市民への説明が必要」と審議会の動向に注目する。

港南区・栄区版のトップニュース最新6

端末でタクシー配車開始

DeNA

端末でタクシー配車開始 経済

市内3病院で実証実験

12月12日号

火災件数が昨年の倍に

港南区

火災件数が昨年の倍に 社会

消防署が注意を呼びかけ

12月12日号

中高生の文化作品ずらり

11日から

中高生の文化作品ずらり 文化

市民団体が発表の場企画

12月5日号

15年ぶりVへ、王手

横浜FM

15年ぶりVへ、王手 スポーツ

7日、日スタで最終節

12月5日号

冬の節電「楽しんで」

栄区役所

冬の節電「楽しんで」 社会

前年同月以下でプレゼント

11月28日号

マーチング2年ぶり全国へ

下野庭小

マーチング2年ぶり全国へ 文化

小編成で「金賞」目指す

11月28日号

脱プラへ 木製ストロー

横浜市

脱プラへ 木製ストロー 社会

推進めざし独自開発

11月21日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月4日0:00更新

  • 1月28日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年12月12日号

お問い合わせ

外部リンク