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公開日:2026.08.20

栄区 共通投票所を試行導入 来春の地方選から

  • 共通投票所を試行導入 (写真1)

 市選挙管理委員会はこのほど、来春実施予定の統一地方選で、投票日に区内の指定投票所以外でも投票できる「共通投票所」の試行実施を栄区で行うと発表した。同区では2カ所ほどが共通投票所になる予定。市内では、他にも瀬谷区で実施される。

 共通投票所とは行政区内の有権者が誰でも投票できる仕組み。栄区では商業施設や駅前での設置を想定し、投票の機会を広げることを目的としている。政令市での実施は横浜市が初めて。

 現在、市内ではあらかじめ指定された学校や町内会館などの投票所1カ所しか使用できない。この仕組みが導入されれば、住所によって決められた場所ではなく、商業施設や駅前などに設置された共通投票所で、買い物などのついでに投票しやすくなる。

 栄区は今年2月の衆議院議員総選挙の際、28カ所の投票所を開設しているが、同区の選挙管理委員会によると、その内の2〜3カ所を共通投票所にする予定だという。

 区内は現在、期日前投票所を2カ所設けている。多くの人に利用されている一方、場所の確保や人員確保の面からこれ以上の増設は困難な状況にあるという。そこで「期日前投票所の増設が難しいのであれば、当日の投票環境をより柔軟に整備することが有権者の利便性向上につながる」として、今年度に入り市選管からの打診に対して同区は試行導入に手を挙げた。

 栄区が試行区に選ばれた背景を同区の選挙管理委員会は「面積が小さく、万が一システム障害が発生した際も、区役所から迅速に現場へ駆けつけられるのもあると思う」と分析。

 また、栄区は市平均と比べて高齢化率、投票率が共に高い傾向にある。

「栄区内は急な坂も多い。高齢者が自宅近くの投票所を選ぶのか、バスを利用して平坦な駅前や商業施設を選ぶのかといった潜在的なニーズを検証したい」と話した。

 場所については駐車場などが整った施設を候補に、調査を進めている。今後は地域住民や施設との調整を行い、12月までを目途に具体的な設置場所を決定する方針。市は栄区、瀬谷区での試行の結果を踏まえ、共通投票所の全市展開を目指す。

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