港南区・栄区 社会
公開日:2026.08.20
自治会関係者も「悩み」上永谷駅ムクドリ ふん害に土木も対応苦慮
毎年、春先から秋口の夕方から夜にかけて市営地下鉄上永谷駅周辺の上空に大量のムクドリが発生している。バスロータリーに設置されているベンチや一定の樹木の下などには大量のふんが付着しており、駅利用者や通行人の妨げとなっている。ムクドリのふん害や騒音について港南土木事務所も対応に苦慮する。
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この時期、巣作りと寝ぐら形成のために上永谷駅上空に飛来してくる大量のムクドリ。同事務所の小金井健至道路係長は「本来は竹林や河川敷に生息していたが、都市化に伴い横浜市内でも駅前などに集まる傾向にある」と分析している。
港南区内では、前述の上永谷駅前と港南台駅前が二大発生地となっており、同事務所にも住民から対策を要望する声が寄せられているという。上永谷駅とペデストリアンデッキで直結されているマンションに住む男性は「夜は、窓を閉めていても鳥の声がうるさい。車などにふんが付着することもある」と話す。
同事務所はこれまでに、ムクドリやカラス、鳩などの鳥類の飛来・再来を防止するスプレーを樹木に吹きかける対策を講じるも効果は限定的だったという。また、2024年にはムクドリの天敵である大型猛禽類に似せて作った置物を4つ程設置した。雨風の影響で26年春先には頭部が落ちてしまい、現在は同駅前の藤棚の上に2つ設置されている状況という。「猛禽類の置物に関しては、こちらも目立った効果はなかった」と小金井道路係長。
同駅前広場では、丸山台いちょう坂商店街(本間泰輔会長)や丸山台自治会(阿曽弘美会長)らが定期的にお祭りやイベントを実施しており、同商店街らは現在、イトーヨーカドー向かいにある2本の樹木について伐採をしてほしいと同事務所に打診している。
本間会長は「やはりイベント主催者としては、ベンチや樹木の下がふんで汚れている状況は好ましくない」と語る。木の伐採については、ある一部の樹木の剪定や伐採をすると近くの住宅やマンション等へ移動するリスクなどもあり同事務所担当者は「伐採については検討中」と話す。
7月下旬のある日、午後6時を過ぎた同駅前上空には大量のムクドリが飛来。駅のとあるベンチにはふんが多く付着しており、利用できない状況になっていた。阿曽会長は「ふんや鳴き声に悩まされている。ベンチは衛生的にもまた利用者のためにも清潔な状態であってほしい」と語る。
土木事務所もムクドリ対策について各自治体の事例などを参考にしているがこれといった特効薬があるわけではなく、対応に苦慮している。
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