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公開日:2020.03.19
市南部病院移転先
旧港南工場敷地に決定
2027年の開院へ
横浜市は「済生会横浜市南部病院」の再整備に伴う移転先について13日、ごみ焼却施設があった旧港南工場の敷地とすることを明らかにした。この日の市会健康福祉・医療委員会で報告した。年度内に市は済生会と基本協定を結び、2027年の開院をめざす。
移転先は「港南台地区から移転しないでほしい」という地元の要望や敷地の広さ、救急車のアクセスなどを考慮し、現在地から約1・2キロメートル南東の「旧港南工場敷地」を選定した。
新病院は済生会が整備し、市が無償で用地を貸し付ける。延床面積は現建物の約2・9万平方メートルから約4万〜4万5千平方メートルへ拡張し、総事業費は約310億円を想定。市の負担額は23億円と見込む。
同病院は1983(昭和58)年に「地域中核病院」の第1号として港南区港南台に開院。済生会が運営し、市南部の高度急性期・急性期医療の中心的役割を担い、二次救急拠点病院や災害拠点病院として政策的医療も担っている。
ただ、開院してから35年以上が経過し、建物の老朽化に伴って空調や配水管など設備の大規模修繕が必要だという。また狭あい化も課題となり、早期の再整備が求められていた。
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