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港南区・栄区 経済

公開日:2020.09.03

シーバス新造船が就航
「台風で沈没」から再起へ

  • 就航を迎えたシーバスゼロ

 横浜港観光船「マリンルージュ」などを運航している(株)ポートサービス(齊藤昌哉代表取締役社長/中区山下町)はこのほど、海上交通船「シーバス」の新造船を発表し、8月14日に就航した。新たな交通船は「ゼロからのスタート」をコンセプトに「シーバスゼロ」と名付けられた。

 昨年9月の台風15号の影響で、山下公園乗り場に係留していた「シーバス 3号」が沈没。それに代わる新たな交通船だ。全長約24・3m、幅5m、深さ2・1mの大きさで最大で旅客130人が乗船可能。白を基調としたデザインで船内は、後部にオープンデッキを備え開放的な空間が楽しめるほか、バリアフリーのトイレや大型モニターで観光案内を多言語表示させるなど、障害がある人や海外からの観光客などに使用しやすい機能を備えており、従来型を一新した。

現在は4隻運行

 横浜港のシーバスは1986年に誕生。当時は横浜駅東口と山下公園の2区間で運航し、横浜駅と主要観光地をつなぐ横浜ならではの海上交通として親しまれてきた。現在は横浜駅東口(横浜ベイクォーター)、みなとみらいぷかり桟橋、ピア赤レンガ、山下公園の横浜の主要観光地を結ぶ4区間で経由便と横浜駅東口と山下公園を結ぶ直行便などがある。

 現在、シーバスゼロを含めて4隻が運航中で、昨年1年間で65万人が利用した。

 シーバスの時刻表は同社の公式ウェブサイト(【URL】https://www.yokohama-cruising.jp/about/seabass/index.html)を参照。

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