港南区・栄区 人物風土記
公開日:2026.07.02
今年度、開館20周年を迎えた上郷地区センターの館長を務める 佐藤 重義さん 上郷町在勤 65歳
地域住民の傘になる
○…上郷地区センターの責任者について5年。節目を迎えた施設に対して「ここは地域に親しまれている場所。職員や地元の方がここまで守ってくれたことに感謝したい」と語る。館長就任当初はコロナ禍の影響で利用者が年間約4万人まで落ち込んだが積極的なイベント開催などで、昨年度は9万人にまで回復。「今年度は記念すべき年なので10万人を目指したい」と意気込む。
○…前職は横浜市の消防職員。過去には栄消防署長を務めたことも。5年前に定年退職をし、栄区内の施設を運営する法人に再就職した。「栄での勤務時にお世話になった人から声をかけてもらえる。署長だった時より気軽に話せるので楽しい」。市消防局での勤務が長く、各署の現状を確認しながら、人員や車両を適切に配置するなど、現場を支える仕事に従事した。「元来、人としゃべるのは好きなので」と話し、現在は区民との交流を楽しんでいる。
○…趣味は写真。県内の花や自然を中心とした景色を撮影している。館長としての勤務はシフト制で自由が利くため、消防局を退職してから力を入れ始めた。直近ではアジサイを目当てに二宮町へ。「鎌倉在住なので、撮影スポットはいくらでもある。観光客のいない朝に写真を撮るのが楽しい」と微笑む。
○…館長として力を入れるのは防災。避難場所に指定されている同センターで備蓄や訓練の実施など、有事に向けた準備を整えている。また、自身の経験を生かして、自治会を対象に防災講話を行うなど、施設の外でも積極的に活動。「災害時はもちろん、雨が降っている時や、孤独を感じている時、住民を守れる傘になりたい」。市全体の安全を守ってきた経験を生かし、今後は上郷の守りを固める。
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