中区本牧を拠点に活動するYSCC(横浜スポーツ&カルチャークラブ)が、日本一のサッカークラブを決める天皇杯の神奈川県代表として3年連続5回目の本戦出場を決めた。9月2日に開催された1回戦では初の本戦勝利を果たし、今週末の2回戦でJ1横浜F・マリノスとの「横浜ダービー」が実現する。
横浜猛蹴との対戦となった代表決定戦(8月26日)は、苦しい展開となった。ゴール前を固めてカウンターを狙う相手に対しなかなか得点できず、逆に何度も決定機を作られる。後半34分にようやく小澤光選手のゴールが決まり、県代表の座をつかんだ。
続く本戦1回戦は9月2日、青森県十和田市高森山総合運動公園で行われYSCCはヴァンラーレ八戸FC(青森県代表)と対戦した。前半はお互い無得点だったものの、後半に入ると現在JFL4位につけるYSCCがその実力を見せつける。後半20分に平間直道選手が、試合終了間際には吉田明生選手が得点を決め、2‐0で勝利。2回戦でJ1横浜F・マリノスとの対戦が決まった。
同じ横浜を拠点とするマリノスだが公式戦で対戦するのは初めて。「横浜ダービー」を前に服部大樹主将は「天皇杯はプロと対戦できる唯一の大会なので、マリノスとの対戦を目標にしてきた。どこまで力が通用するか楽しみ。マリノスのサポーターにもYSCCの名を知ってもらいたい」とジャイアントキリングに向け意気込む。天皇杯2回戦は9月8日(土)、ニッパツ三ツ沢球技場で開催される。キックオフは午後1時。
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