中区・西区・南区 人物風土記
公開日:2015.07.23
西消防団の新団長として地域の防災に尽力する
矢部 孝一さん
西区浜松町在住 63歳
職人気質の消防団長
○…地域の消防・防災力において重要な役割を果たす西消防団の団長に今年4月に就任。1986年入団、これまで分団長や団本部部長、副団長を歴任。昨年、前団長から団長就任を打診された際は「職人気質の自分が皆をまとめられるのか」という不安から一旦は固辞するも、仲間からも熱心に応援され、心を決めた。
○…市内で唯一充足率100%を誇る西消防団。現在、定員230人に対して待機者がいるほどだが、「せっかくの希望者を待たせているのは申し訳ない。署にも相談して、柔軟に受け入れられる態勢を整えていきたい」と決意を語る。
○…西区浜松町で生まれ育つ。「自分は藤棚商店街に育ててもらったようなもの」と話す笑顔から地元への愛情が感じられる。少年時代は当時まだ高島町にあった桟橋でハゼ釣りなどを楽しんでいた。西前小、西中卒。中学でバレーボールに夢中になり、その後進学した横浜商科大学高校、日本体育大学でもアタッカーとして活躍するバレー漬けの日々を送った。「好きなことをさせてもらったから」と卒業後は地元に戻り、実家のガラス加工工場へ。「やっぱり西区浜松町が好き。ここで仕事して、地元のみんなと暮らせるのがいいよね」。その頃に中学時代の先輩に誘われて入ったのが消防団だった。最初はホース1本扱うのも大変だったがここで根っからの体育会系の血が騒ぐ。「やるならとことんやろうと。続けていると連帯感も出てくるし、ますます辞められなくなるよね」とはにかむ。
○…ほぼボランティアで訓練なども多い消防団。「20代から70代まで、うちはみんな気持ちの熱い団員ばかり。それでも各人が続けられるのは家族の理解のおかげ」と感謝を忘れない。震災後ますます高まる消防団への期待。「全ては地域のため。自分も体調管理に気を付けて、責任を果たしていきたい」。地域の防災はこの様な人々の心意気に支えられている。
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