中区・西区・南区 人物風土記
公開日:2026.05.14
南区障がい児者団体連絡協議会の会長で「にこにこみなみ」の店長を務める 畑中 圭子さん 南区中里在住 78歳
息子の「親育て」に感謝
○…「地域の方と障がい者が自然にふれあう場所」としてオープンした南区役所1階のカフェ。立ち上げ当初から店長を務め、障がいのある作業所利用者がスタッフとして働くことをサポートしてきた。「主役はあくまで彼・彼女ら。始めは出来なくてもみんなだんだんと慣れていく」と成長に目を細める。1つの区切りとなる10周年を迎え「バトンを繋いでいかないと」とぽつり。
○…自閉症の長男が生まれた50年前は、まだ発達障がいについての情報や理解が十分でなく「親の育て方が悪い」という考えがあった時代。2歳半で自閉症と診断され「なんでうちの子が、と自分を責めたこともあった」と振り返る。子育てに悩みながらも、「悪いことは叱る、良いことはほめる」など自身の姿勢を貫いてきた。
○…その後、障がい児の親の会に入ったことをきっかけに、さまざまな障がい児者団体から成る連絡協議会(区障連)やA型グループホームの立ち上げなど、活動の幅を広げてきた。多忙な活動の裏には「夫が協力的だったから」とにっこり。短大を出てすぐに実家の薬局を手伝っていたため、「外に出て社会と繋がりたいという思いが強かったのかも」と自己分析する。
○…「今頃になって、実は息子に『親育て』してもらっていたんだなあと思うんです」。良い人との縁を運んできてくれる息子がいたからこそ、成長できたと感謝する。今や障がい児者を取り巻く環境が大きく変化し、「インクルーシブ」という言葉が浸透した。会長を務める区障連のスローガン「知らせ、知りあい、つながろう」を掲げ、「地域の方と障がい者と、お互いに一歩一歩近づいてさらなる顔の見える関係を作っていきたい」と話した。
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