「とべ通りキッズハロウィン」の実行委員長を務めた 佐々木 葉子さん 西区戸部在住 55歳
多世代交流のパイプ役に
○…「子ども会を卒業した親御さんが地域と離れるのが残念で、『何かできないかね』って話から始まりました」。戸部大通り商店街を舞台に子どもたちが仮装してスタンプラリーを楽しむ「とべ通りキッズハロウィン」を第一地区で同じく主任児童委員を務める佐藤佐奈恵さんと企画した。「初めての試みでお金も準備期間もない中、町内会や商店街、保護者の方々が二つ返事で協力してくれた。地域に恵まれたおかげです」とイベントの成功に安堵の表情を浮かべる。
○…生まれは葉山。結婚を機に横浜市神奈川区へ。「表に出るのは苦手な性格」だったが、町内会が活発な地域で友人に誘われる形で関心が高まっていった。次男の小学校入学と同時に戸部に。戸部小学校でPTAに参加し、会長を務めた際にちょうど同校が130周年を迎え、式典の準備などを通じて地域とのつながりが広がっていった。「あいさつで台本があっても話が逸れていったり、頼りない会長でした」と苦笑する。
○…老松中学校でもPTA会長を務め、今は第一地区の主任児童委員の2期目。「学校と地域のパイプ役が主任児童委員の役目」。PTA時代の人脈を生かして各校の授業を見学したり、地域の子どもたちの様子を学校に伝え、より良い関係づくりに尽力する。「ここは本当に地域のつながりが強くて心地よい。良い場所に住めたなって感謝しています」。そのつながりを更に深めようと企画したのが今回のハロウィーン。「未就園児から大人たちまで、世代間交流が進んだのが何より」と喜びつつ、「私の委員の期間が終わっても後進に引き継げるようにしないと」と今後を見据える。
○…手芸が趣味で、区民まつりでは児童委員の活動費のために小物販売も行う。夫も地元の少年野球チームのコーチをするなど夫婦揃って地域活動に打ち込む。「活動ができるのも家族の理解のおかげ。感謝しています」と笑顔で語った。
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