横浜駅西口ターミナルの路線バス乗降場が再編され、7月24日から運用が開始された。同ターミナルを使用する市営バスと神奈川中央交通(神奈中)、相鉄バスなどの各社では、乗降場の変更を知らせるチラシを張り出すなど、利用者への周知に力を入れている。
路線バス乗降場の変更は、貸切バスの長時間駐車やその利用者の滞留を解消する取組に合わせて実施されたもの。また、西口周辺の主要道路は駐停車禁止になるなど、交通規制も変更された。
近年、西口を発着場所とする観光などの貸切バス需要が増加しており、天理ビル前には貸切バスが集中、二重駐車などによる交通環境の悪化や乗客の近隣ビルトイレ使用、ごみのポイ捨てなどが発生していた。
この状況を問題視していた戸部警察署が近隣施設やバス事業者、市などの関係者に声をかけ対策協議会を発足。2016年度から本格的な話し合いが行われてきた。その結果、貸切バス専用の乗降場所を野村証券横浜支店前に設定し、事業者が予約するシステムを導入した。それに伴い、同支店前の路線バス乗降場をなくし、天理ビル前に乗降場を新設するなど、路線バス乗降場は再編されている。
戸惑う利用者も
変更4日目の27日、戸塚駅東口行のバスに乗ろうと以前の乗降場を訪れた70代の女性は「どこに変わったのかわからない」と不満を口にしていた。また、変更案内を何度も見直す80代の女性もいた。市道路局では「課題が色々と出てくると思うが、都度、対応を関係者と考えていきたい」と話している。
路線バス各社は、ホームページで乗降場変更に関わる情報を掲示している。
貸切バス専用の乗降場運用は、需要の高い午前6時30分から午前9時30分まで。バスは西区西平沼町の「tvk ecom park」敷地内で待機する。乗客待合場所は横浜ビブレ脇の公道とした。予約システムは、高速バス停留所管理協会や全国旅行業協会神奈川県支部などで構成される「横浜駅西口バス乗降場管理協会」が運用する。
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