中区・西区版 掲載号:2018年6月28日号
  • LINE
  • はてぶ

横浜市立図書館 検索増も入館者減続く 4市相互利用、効果未だ

社会

市立図書館全体の入館者数の変動(上)とHP利用者の変動(下)
市立図書館全体の入館者数の変動(上)とHP利用者の変動(下)
 市立図書館利用状況をまとめた「横浜市立図書館年報」の最新版が、6月27日にHP上で公表された。市立図書館では2017年度から近隣市との広域相互利用を始めたが、施設入館者数は減少。改善のため、図書館は様々な取組みを実施している。

 市立図書館は、西区老松町の中央図書館を含め各区に1つ、計18施設ある。2017年度の全館入館者総数はピーク時(03年度)の約1010万人から約255万人減り、約755万人に。また、貸出総冊数も03年度から約128万冊減り、約1050万冊となった。

 施設の入館者数減少の原因について中央図書館の沖間俊明企画運営課長は「読書をする層が減っていることに加え、インターネットの蔵書検索・予約機能が関わっているのでは」と分析する。市立図書館では05年からインターネットでの検索・予約機能を導入しており「本を探すためだけに来ることが減ったのも入館者減に影響していると思う」と話す。

 昨年3月から横浜市立図書館は隣接4市(鎌倉市、川崎市、藤沢市、大和市)との広域相互利用を始めた。今年の4月からは横須賀市も開始。これにより、各市在住者は利用登録をすれば、横浜市立の各図書館でも本の貸し出しが可能になった。

 そのため、県内最多の蔵書数がある市立図書館のインターネットでの蔵書検索数が前年度の1・2倍、約4500万件に急増したのではないかと、中央図書館の担当者は推測している。

SNSやイベントで入館者増ねらう

 しかし、広域相互利用の開始は、いまのところ入館者の増加に結びついていないのが現状だ。そこで、市立図書館では、昨年11月からツイッターの利用を開始。各図書館で開催されるイベントなどの情報を掲載している。これは、SNSを情報収集のツールとしてよく利用する若年層にも図書館の情報を届けることがねらい。実際に中央図書館では、週2回行われている「おはなし会」に子育て世代が来るようになったという。

 そのほかにも入館者数を増加させるため、工夫をこらす。

 中央図書館では、小学生対象の肝試しや30代向けのビジネス系イベントを実施するなど幅広い世代に利用を呼びかけている。中図書館=中区本牧原=でも昨年度、図書館員の体験ができるイベントや相続遺言講座などを開催している。

中区・西区版のトップニュース最新6件

全国から力作39点

海と船の絵本コンテスト

全国から力作39点

10月18日号

20年度開業に向け着工

JR桜木町駅前複合ビル

20年度開業に向け着工

10月18日号

所得制限緩和を検討

小児医療費助成

所得制限緩和を検討

10月11日号

中区の2人に栄誉

横浜文化賞

中区の2人に栄誉

10月11日号

活性化に「民間力」

日本大通り

活性化に「民間力」

10月4日号

認知症予防にDVD

中区

認知症予防にDVD

9月27日号

中区・西区版の関連リンク

あっとほーむデスク

中区・西区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

中区・西区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年10月18日号

お問い合わせ

外部リンク