中区・西区版 掲載号:2019年1月10日号
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中区長インタビュー 「住・働・訪」の三方良しを 多文化共生に注力も

政治

 開港160周年の今年、竹前大中区長は安全・安心を前提に、賑わい創出に引き続き注力する姿勢を示した。また1割超におよぶ区の外国人人口を踏まえ、多文化共生の施策推進は不可欠と指摘した。(聞き手/本紙・清田義知)

 ――昨年の振り返りをお願いします。

 「区制91年、100年に向けた第一歩だった昨年は、地域活性の芽が出てきた一年だと思います。関内などの市街地はもちろんですが、一昨年の石川町に続き本牧では商店街や住民の方々が中心となってコミュニティカフェを開設するなど、新たな動きがありました。今年はこのような地域の賑わいづくりにつながる芽が育ち、花を咲かせる重要な年になることを期待しています」

 ――力を入れた施策や課題はいかがでしょう。

 「以前から中区では、『住んで良し・働いて良し・訪れて良し』の三拍子揃ったまちを掲げてきました。オフィス街を抱えていることから企業の方々には消防団に参加いただくなど、地域活動への取り組みが進んでいます。安全・安心を保ち、住民・在勤者・来街者の3者のバランスを取りながら、今後も成長していきたいと考えています。

 外国人が人口の約11%を占める中区では、多文化共生の施策推進も不可欠。また、外国人労働者に関する国の方針を踏まえると、さらに人口の増加も予想されます。行政としては、生活習慣や言語の問題などを解消する共生に資する仕組みづくりが重要と考えています。

 外国の方で子どもがいる家庭については、学校を介した地域とのつながりづくりを進めていきます。一方、近年はベトナムやネパールの方など、単身の外国人も増えているため、勤務先を介した地域とのつながりづくりを検討しています。

 ――2019年度の重点施策を教えてください。

 「開港160周年やラグビーW杯などのビックイベントに、中区としていかに協力できるかを考えていきたい。

 大岡川を活用した水上交通もその一つです。災害対策としての有効性もあり、より一層進めたいと思います。

 今年中には寿地区の総合労働福祉会館の建て替えが完了します。診療所や公衆浴場などのこれまでの機能は維持しつつも、多文化共生の機能が盛り込まれ、まちの変化に対応した施設になります。

 コミュニティカフェなどにみられるような各地域の賑わいづくり支援にも注力していきます。また、昨年12月には『子ども食堂』のネットワークが発足するなど、孤食や欠食の子どもたちに温かい食事を提供する子ども食堂の支援にも力を入れていきます」

 ――区民へのメッセージをお願いします。

 「区民の皆様とよりよいまちをつくっていきたい。中区は本当に人材が豊富で、地域の方々の自発的な取り組みがとても多い。それぞれが花を咲かせられるよう、活動しやすい環境整備に努めていきます。また今後のまちのカラーに大きな影響を与える現市庁舎の跡地利用についても、注視していきたいと思います」

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