横浜市の花であるバラをデザインした婚姻届が4月1日から中区役所で配布される。開港160周年を記念した地域イベントとの連携で実現したもの。区役所戸籍課では、地域の活性化と中区の魅力のアップにつながればと今回の取り組みに期待している。
このバラをデザインした「婚姻届」は、横浜開港を祝うイベント「横浜セントラルタウンフェスティバル」の実行委員会から中区に提案があり実現した。同イベントは中区の歴史を伝える5商店街が中心となり2010年から開催されている。
デザインはY160実行委が複数案を用意。それをもとに区役所と同実行委で話し合いを重ねてきた。最終的に採用されたのは、市の花であるバラと横浜らしいブルーのリボンのデザイン。バラの色は「愛と信頼と尊敬」を表す黄色にし、「愛しています」の意味を示す3本のバラをあしらっている。
通常、区役所で配布している婚姻届は半透明の紙に住所や氏名などを記入する欄が茶色のけい線で印刷された事務的な書式。記入項目には決まりがある一方で、婚姻届の書式や色、デザインには自由度がある。そのため、結婚情報誌の付録や結婚関連のインターネットサイトなどからは、様々な種類の婚姻届を入手することが可能だ。戸籍課によると、ピンク色のけい線など色合いも様々なものがあるという。
「シンプルで見やすい」
そのような自由度のある婚姻届を扱う戸籍課。今回のデザインの決め手は、シンプルで色合いが美しく、青色のけい線が見やすく新鮮だったことと説明する。
中区では、Y160のような地域をあげたイベントと共同によるオリジナル婚姻届の作成は初めて。地域の魅力発信を模索する中区役所とY160を盛り上げたい同実行委の想いが合致した形だ。
記念品のプレゼントも
開港160周年関連のイベントが予定されている5月3日から6月30日までの期間には、今回の婚姻届を提出したカップルにY160協賛企業からの記念品プレゼントも計画されている。婚姻届提出時にその引換券を渡す仕組み。また記念撮影用のパネルを区役所1階に設置するなど、特別な演出を企画している。
戸籍課では「一緒につくりあげていきたい」と期待感を示していた。
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