中区本牧が拠点の小学生〜高校生チアリーディングチーム「ドルフィンスターズ」がアメリカフロリダ州で開かれた世界大会「The SUMMIT」で優勝。初出場で大会名の通り、世界の頂点に立った。
同チームは10歳から16歳で構成される「インターナショナルジュニア」部門にエントリー。日本やアメリカのほか、カナダやドイツ、オーストラリアなど各国の大会で好成績を残した65チームが参加。2分30秒の規定時間の中で、技術やチームの一体感などを競った。
同チームにとっては初めてとなる海外の大会。試合会場の床は「スプリングマット」と呼ばれる日本の会場よりも弾力性のある素材が使われており、スタンツ(組体操)時の身体の使い方など、国内大会と異なる点も多かった。
そのため大会前日の5月1日には現地チームのクラブハウスを借りて練習。身体の感覚を慣れさせる工夫を行った。
予選・決勝ともにノーミスで首位
予選から決勝に進めるのは上位20チーム。ドルフィンスターズは8番目と採点競技では不利と言われる序盤の出番だったが、ミスのない演技で1位通過。翌日の決勝に進んだ。
迎えた3日の決勝。トップで通過した同チームの演技順は最後だ。日本から参加した他チームからの声援も受けつつ、息の合ったフォーメーションでの開脚ジャンプやスタンツなど、決勝の舞台でもノーミスで堂々と演技した。結果発表の瞬間、ドルフィンスターズの名が呼ばれると共に争った別のチームからも祝福を受けた。
100点満点中96・7778の高スコア。大会の公式HPでも「陽気さ、素晴らしいテクニック、しっかりしたスキルで私たちを驚かせた」とたたえられた。
世界一を目標に3年前チームを立ち上げた代表の長谷裕子さんは「チームワーク作りを常に心がけていた中で、年長の子が下の子をサポートしながら環境が異なる中でもパフォーマンスを発揮できたのが良かった。こんなに早く達成できるとは」と心境を述べた。主将の田村明莉さん(高校2年)は「まずは来年の全国大会優勝。そしてパフォーマンスで東京五輪に何らかの形でかかわることができたら」とチームの今後の目標を話した。
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