市民の生活・文化に寄与する優れた技能者に贈られる称号「横浜マイスター」の選定者を紹介する第2回目。割烹志満八の島田和気男さんを紹介。
(一社)神奈川県調理師連合会から推薦を受け、横浜マイスターに選定された。「四季折々で表現する日本料理の奥深さや伝統を後世にも伝えたい」と意気込みを話す。
四季折々の花鳥風月を表現する見立て料理を得意とする。「日本料理の持つ伝統的な作法を基本にして、新たに創作する面白さがある」と魅力を語る。日本料理の調理師で伝統の技を伝承する横浜萬屋心友会に所属。平安時代から千年の歴史を持つ「式庖丁」の師範代で三溪園と鎌倉市の鶴岡八幡宮では奉納包丁式を取り仕切り、若手の指導を行っている。
工業高校卒業後、父が営む割烹志満八に入社。27歳の時に調理長に就任した。今まで調理業務功労者表彰(厚生労働大臣表彰)をはじめ(公社)日本調理師会会長表彰などを受賞する。現在は、横浜栄養専門学校の非常勤講師を務めるほか、各団体の講習会の講師として後進の指導育成に力を注ぐ。
横浜マイスターは後継者の育成・確保、技能の継承および技能職の振興を図ることを目的とする横浜市の顕彰制度。第24期は中区・西区の3人が選ばれた。今回の選定で総勢61人。
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