令和2年の新春を寿ぎ、謹んでお慶び申し上げます。二期目の1年余が経過いたしましたが、これまでの成果や実績を大切にしつつ、横浜の飛躍を目指して新たな取り組みにも果敢に挑戦して参りたいと考えております。年頭にあたり、私の所信の一端を述べさせていただきます。
【この1年を振り返って】
横浜のブランド力強化と経済活性化に関わる事業として第7回アフリカ開発会議の支援活動を展開したほか、ラグビーワールドカップ2019™では、機運醸成に努めるなど様々な支援事業を積極的に実施。また、都市基盤整備の推進につきましては、林横浜市長の統合型リゾート(IR)の誘致表明を受けて、昨年11月にIR横浜推進協議会を設立し、企業をはじめとする市内・県内の皆様の理解促進と機運醸成に努めております。
郊外部の活性化拠点として期待される旧上瀬谷通信施設跡地を活用した国際園芸博覧会の横浜招致では、横浜市の申請が国際園芸家協会の承認を得て重要な一歩を踏み出すことができました。
当所の重要な使命である中小企業の経営革新に対する支援強化につきましては、消費増税対策を実施するほか、事業承継や働き方改革、人手不足・人材確保などの諸課題に対して、相談窓口の強化や講習会等を積極的に展開。また、台風の被災企業に対しては国・県・市と連携した相談事業を強化いたしました。
【今年の抱負】
横浜商工会議所は本年4月に創立140周年を迎えます。これまでを振り返り、今後の活動指針を再考・提示するために創立記念事業を実施いたします。
さて、本年3月には念願の横浜環状北西線が開通し、いよいよ横浜北線と連結して東名青葉インターチェンジから横浜臨海部まで高速道路で結ばれることになります。渋滞解消による経済効果はもとより、災害時の救援・救助路線の確保にも寄与し、その効果は計り知れないものと考えております。本年7月には東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され神奈川県では7競技が行われますが、観光産業の振興・発展、さらには地域経済の活性化に結びつけたいと考えております。
今後の横浜経済の発展を考えた場合、横浜経済を牽引する新たな産業として期待されるのは観光産業です。25年以降のIRの横浜誘致と、27年の国際園芸博覧会の横浜招致を是非とも実現したいと考えます。そして、ポスト20年の横浜観光施策を検討するために観光会議を開催し、今後の観光・MICEの在り方等を検討いたします。
皆様にとりまして、本年がよき年となりますことを心よりお祈り申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
(以上、要旨。見出しは本紙)
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