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中区・西区版 公開:2020年10月8日 エリアトップへ

発足40周年を迎えた「横浜市西区BBS会」の会長を務める 佐藤 弘明さん 平塚市在住 31歳

公開:2020年10月8日

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心に寄り添い、未来へ導く

 ○…非行少年等の良き兄・姉となり、立ち直るための支援活動を行う青年ボランティア団体「BBS」。西区BBS会には20、30代を中心に学生から社会人まで約30人が所属する。発足40周年の記念事業として行うドキュメンタリー映画の上映会では「リアルな少年院の現場やメディアでは取り上げられない裏側も赤裸々に語られている。映画をきっかけに更生保護について知ってもらえたら」と、年代問わず広く来場を呼びかける。

 ○…文教大学情報学部に入学し、偶然目にしたサークル勧誘のチラシでBBSに出会う。得意なパソコンを子どもに教えてあげたいと入会。大学3年生でリーダーとなった富士登山合宿で、50人の子ども全員が登頂できた経験が一番の思い出に。今も活動の原動力になっている。「登山は難しいと思った全盲の子が登頂できたり、不登校の子が学校に行けるようなったり。子どもには無限の可能性がある。きっかけさえ与えれば、変わることができるんです」

 ○…現在は地元平塚市で小学校の教員を務める。BBSでも学校現場でも共通するのは「彼らと同じ目線に立つ」ということ。趣味のゲームも話題作りに一役買っているといい「思い描く理想の教員にはまだなれてないけれど、子どもたちとの毎日はすごく楽しい。成長していく姿を見られるのも嬉しいですね」と満面の笑顔を見せる。

 ○…座右の銘は「なんとかなる」。BBSの活動では真剣に非行少年らと向き合いつつも、気負わずフランクに。悩み相談に乗ったり、食事やレジャーを一緒に楽しんだりしながら少年たちの心に寄り添う。「子ども好きな方、コロナ禍で『何か自分にもできるボランティアを』と探している方など、ぜひBBSに参加してもらえたら」

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