菅義偉首相(72)の自民党総裁選不出馬の表明は、地元支援者らに驚きを持って受け止められた。
昼ごろに退陣意向が報じられた9月3日。西区から菅氏が横浜市会議員に挑戦した当時に秘書を務めた清水富雄市会議長は、同日夕刻、「びっくりしている」と率直な気持ちを吐露した。「(不出馬の表明は)師とする(菅)先生の考えあってのこと」と語り、その決断に理解を示した。
また、菅氏の支援者で若いころは選挙の手伝いもしていたという西区の男性(59)は、「1年間コロナ対策に一生懸命取り組まれた。お疲れ様です」とねぎらった。一方、同世代で市議時代からの支援者という男性(73)=西区=は「残念は残念ですが、今回の判断はよかった。もっと早く辞めればよかった。信頼されていない」と話していた。
菅首相は、1987年の横浜市議選で西区から立候補し当選。96年の衆院選で神奈川2区(西区、南区、港南区)から出馬して初当選、以降8回連続で当選している。12年の第2次安倍内閣で内閣官房長官に就任、昨年9月16日に第99代の首相に選ばれた。
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