横浜保護観察所や市内の更生保護団体と協力しながら、非行や社会の適応に悩む少年少女たちを支援するボランティア団体・横浜市西区BBS会(橋本夏希代表)。昨年10月に首相官邸で岸田文雄総理大臣から「安全安心なまちづくり関係功労者」として表彰された。
同会は1980年の発足以来、保護観察所や家庭裁判所からの依頼により、非行少年の相談相手となる「ともだち活動」を行うなど継続的な支援を行ってきた。今回、横浜保護観察所の推薦により同表彰を受賞した。
この表彰は安全安心なまちづくりの推進に顕著な功績や功労のあった個人または団体を顕彰するもの。これまで防犯活動が対象だったが、西区BBS会は2018年に設けられた「再犯の防止等に関する活動」の対象として表彰された。
同会は一昨年に創設40年。現在、会員は市内外、県外在住の約60人で、年齢層は20、30代が7割。大学生や社会人からなる。
身近な「お兄さんお姉さん」
保護観察を受けている少年少女たちと年齢の近い「お兄さん、お姉さん」として、一緒に食事をしたり、遊びに出かけたり、また学習支援なども行う。またグループワーク活動もあり、自然散策やバーベキュー、スポーツレクリエーションなどに少年たちと一緒に参加する。
子どもたちと接する上での知識とスキル向上を目的とした研さん活動もある。月1回の定例会では、西区の保護司会や更生保護女性会などから助言を受けている。
大学4年生の時から同会に参加している代表の橋本夏希さん(27)は、非行少年の支援について「継続することが大切」と指摘する。また「対象の少年たちに何かを教えたり、指導することはしません。少年を気に掛ける近い存在でありたい」と話していた。
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