4月1日付で西区長に就任した 菊地 健次さん 西区中央在勤 56歳
「つながり」づくりに尽力
○…海や丘、川があり、また横浜駅やみなとみらい、伝統的な商店街に野毛山動物園など、見所がぎゅっと詰まった西区。「住んでよし、訪れてよし、働いてよし。色々とコンパクトにまとまっていますね」と丁寧な語り口で説明する。
○…技術職採用だが、これまで市役所の構造改革を担う「エンジンルーム」や人事関連部署も長く、幅広い業務に従事してきた。2017年4月から2年間、西土木事務所長を務めたのが西区との初めての関わり。その後も都市整備局都心再生部長としてみなとみらい21地区の開発に携わり、21年4月に西区の副区長に。「西区で働きたかった」と振り返る。道路局の橋梁課長時代の経験は印象に残る。12年12月に発生した中央自動車道の笹子トンネル天井板崩落事故を受け、市が管理する1700橋すべての確認に追われた。そこで「市民の安全が第一」ということを身に染みて感じた。
○…保土ケ谷区出身。横浜平沼高校を経て東京都立大学で土木を学び、「横浜が好き」と市職員になって30年余り。現在、息子は独立し、妻と市外で暮らす。自然豊かな環境が好きで、バードウォッチングや釣り、またゴルフなどが趣味という。「ゴルフの時も鳥のさえずりがあれば、双眼鏡をのぞきます」と白い歯を見せた。
○…今年度、デジタル区役所のモデル区に。ややもすると冷たいイメージを想起させるが、「デジタル技術を活用して誰も取り残さない区役所にしなけばならない」と語る。区民、職員、事業者がつながり、チームとして西区全体が幸せになることが理想だ。「温故知新。歴史に見られる貴重なデータを参考に時代の変化に対応してく。区政で一番大切なのは『つながり』です」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|