県内一の繁華街を管内に持ち、取り扱う事案数は全54署の中でもトップクラス。「お手本になるような警察署でありたい」と背筋を伸ばす。
10年ほど前に生活安全課の次長として勤務、また県警本部で違法風俗店や賭博などを扱う部署にいたこともあり、同署管内とは縁が深い。防犯活動などに取り組む住民との再会に懐かしさを覚えたという。「新しい赴任場所という感じはありません。よく知っているエリアです」と語る。
着任後、署員には一人一人が責任と役割を果たすこと、連携して総合力を発揮すること、意見を言い合える明るく風通しのよい職場を作っていくことを訓示。「住民に寄り添い、安全で安心なまちをめざしていきたい」と話す。
金沢区生まれの瀬谷区育ち。「ハマっ子です」とはにかんだ。「人の役に立つ仕事を」と思い、高校卒業後に警察学校へ。最初に配属されたのは相模原南署。その後、機動隊や地域課、生活安全関連の部署など本部の仕事も長い。警察署では川崎や大和、神奈川、中原、鶴見など大規模なところが多かったため、数少ない小規模な署の勤務は「こんなに平和な署があるんだと感じたこともある」と振り返った。
源泉かけ流しのような秘湯を巡るのが好き。しかし、コロナ禍もあり近年は足が遠のいている。現在は「もっぱら管内や近場を歩き回っていますよ」と笑う。
地域の安全は住民の協力があってこそ。「皆様の思いに応えられるよう署員一丸となって使命を全うしていきたい」と力強く語った。
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