戦前・戦中期の横浜の小学校の様子を貴重な資料で振り返る展示会「震災と戦争のはざまで」が市中央図書館地下1階のホール前ホワイエおよび市史資料室展示コーナーで開催されている。9月24日まで。入場無料。
関東大震災以降を取り上げている。展示内容は「震災と教育の復興」「小学校の日常生活」「小学校と戦争」の3部構成。展示会を主催する市史資料室に保管されている資料の中に、1873年開校で「横浜の学習院」と言われた横浜小学校と、1920年開校の岡野小学校の関係資料が豊富にあることから、この2校(両校とも戦後直後に廃校)を軸に、学校の様子を写真を使いパネルで振り返っている。
生々しくよみがえる
震災後の子どもの精神的なケアについてや、夏休みの様子、戦争に突き進んでいく1930年以降の変化が、子どもに真摯(しんし)に向き合っている学校現場の資料だからこそ、当時の様子が生々しくよみがえる。
展示会を担当した市史資料室の金耿昊調査研究員は「戦前戦中の小学校は、地域との関わりがとても深い。小学校の歴史を読むことは地域の歴史を読むことになる」と企画意図を説明している。
開館時間は午前9時30分から午後5時まで。毎週日曜日と8月22日、9月20日は休室。問い合わせは同資料室【電話】045・251・3260。
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