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中区・西区・南区 人物風土記

公開日:2022.11.17

防犯栄誉金章を受章した(公社)横浜港防犯協力会の会長を務める
藤木 幸太さん
中区在住 68歳

安全があってこそ

 ○…多年にわたり防犯活動に尽力し、犯罪の防止に功労があった人に贈られる防犯功労者表彰。その最上位である金章に選ばれた。全国で94人、神奈川県からは7人が受章。横浜港を管内とする横浜水上警察署とともに地域の安全に寄与してきた。「防犯協力会としてもらった金章だと思っています」と話した。

 ○…防犯活動の要は、自分の身は自分で守るという「自助」が持論。「自分たちで安全を守っていこうという姿勢が重要。一人ひとりの意識を高めていくのが我々防犯協力会の大切な役割です」。横浜を魅力ある街にしていくためにも、その根底に「安全」があってこそだという。

 ○…港湾荷役業などを担う藤木企業(株)の代表取締役社長。2020年には、父親で同社会長の幸夫氏から横浜港運協会の会長を引き継いだ。横浜港は、世界のコンテナ港湾の効率性ランキング1位と胸を張る。また「同じことをやっていてはダメ。港もどんどん変化している。時代にあわせて変わっていくことができるものが生き残る」と身を乗り出して語った。

 ○…多忙な日々の中、船で沖に出てのんびりと釣りをするのが至福のひと時という。小学3年生からはじめたアイスホッケーは中学高校、進学した早稲田大学では4年間寮生活と没頭。現在は県アイスホッケー連盟の会長を務める。応援するチーム「横浜グリッツ」の話には熱が入る。

 ○…水上交通の可能性を探るイベント「よこはま運河チャレンジ」の仕掛け人でもある。「環状運河構想を何度も行政と話し合ってきた」と力説する。観光に力点が置かれるインナーハーバーの活性化にも力を入れていく。「港に夢が持てる、働きたいと思える環境をつくっていきたい」と語った。

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