日立物流グループの従業員らが毎月寄付金を拠出する「まごころ基金」から11月16日、自転車用の反射材2千個が(一財)横浜市交通安全協会(板橋悟会長/以下、市交安協)=中区住吉町=に寄贈された。市交安協の事務所で、同グループ会社のパレネット(株)=神奈川区=の社員と市交安協の役員らが出席し贈呈式が行われた。
年末に向け活用
寄贈されたのは夜間の安全性向上が期待される「自転車用リフレクター」。タイヤを支える骨の部分である「スポーク」に取り付ける長さ7cmほどの筒状の反射材。寄贈にあたり同基金の寄付金と(株)日立物流からの寄付金をあわせ、約100万円が活用された。
市交安協は、交通量の増える年末に向けて年内にこの反射材を市内全21地区の交安協にも配布。市交安協のキャンペーンをはじめ、各地区の交通安全活動で使用される。
贈呈式に出席したパレネット(株)管理部の菊池一裕担当部長は「物流に関わる者として、少しでも交通安全のお役に立てれば」と話していた。市交安協の佐竹広則専務理事は、市内の自転車事故が11月15日現在で1518件、前年同期比プラス23件と増加傾向にあることを踏まえ、「交通安全キャンペーンでの配布など、有効に活用したい」と応じていた。
まごころ基金は、基金の趣旨に賛同する日立物流グループの役員・従業員が会員となり継続的に寄付金を給与から拠出し、社会貢献活動に活用している。同基金からは、2019年にも市交安協に自転車用の反射材が寄贈されている。
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