意見広告・議会報告
市政報告 多様性ゆたかな未来へ 横浜市会議員 おぎわら隆宏
市民第一の市政
いま、横浜市政に最も求められることは、「市民第一」の姿勢です。市民を家族と思い、市民と親しく交わり、市を優先せず何事も市民優先・市民第一で行動する市に生まれ変わる事です。
ここ数年私は、市や教育委員会が、組織の論理を優先し、市民の声をさえぎり、ないがしろにする場面にいくつも遭遇しました。政治も同じです。市民に敬意を払い、人権を守る言葉と行動が、今の市と議会には不足していると私は感じています。
市や議会が自らを主(あるじ)と思う限り、民主主義は根付きません。市政は市民の手にあり、市民による市民のための市政こそ、市と議会は推進する責務があります。そうして初めて、法が定める障がいある方々への「合理的配慮」の提供を進めることができ、尊厳と人権を守る社会が実現し、いじめのない学校教育も生まれるのだと思います。
ひとりひとりが違ってそれが自然です。違いと共に生きる社会こそ、真に人々に幸せをもたらす社会だと思います。
多様性ゆたかな社会とは、誰もが誰をも大切にすることであり、障がいの有無や言語・民族・宗教の壁を超えて、みんながお互いを大切にすること。そして人間同士だけでなく、人間と同じように動物や植物も大切にし、水も空気も大切にし、人類が生きている環境のすべてを大切に考えて行動することだと思います。
これらを実行する政治こそが、いま世界中で求められているのだと思います。
誰もが幸せに生きる
違うことを理由に人を軽んじる社会があってはなりません。私は、人間社会を弱肉強食の概念で捉えるべきではないと思っています。強者が弱者を軽んじ排するような社会では私達は人間らしさを失ってしまいます。
人間にとって弱さこそ光であって、弱さを支え合うことが人間の幸せであり、誰かが幸せになる社会ではなく、誰もが幸せになる社会をめざして向上する社会こそ、本当の意味での強靭な社会であると私は考えています。その実現のために多様性ゆたかな社会がいま、求められていると思っています。
阪神淡路大震災から今年で30年が経ちます。私も被災者の一人でした。あの時、私が涙したのは人々の心のぬくもりでした。心は、本来誰も排しません。すべてに寄り添います。
心あたたまる、心のこもった市政が尽くされ、よるべない弱い立場にあって苦しい思いをしているすべての人々のため、優しい政治が横浜に広がるよう、本年も全力で走って参ります。
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