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中区・西区・南区 社会

公開日:2025.07.22

3町内で初期消火訓練
顔見える関係づくりも

  • 放水に挑戦する子どもたち

  • スタンドパイプを消火栓に設置

  • 消火栓の開け方を説明する消防職員

 南区の蒔田第二町内会(島田秀世会長)と蒔田第一町内会(田中益男会長)、共進町3丁目町内会(佐生憲治会長)は7月19日、蒔田の森公園で初期消火訓練を行った。3町内会合同での実施は初めてで、約50人が参加した。企画した蒔田第二の防災防犯部長、小嶋聡さんは「近年、山林火災が家屋に延焼し被害が広がるケースが少なくないが、この公園の周りも民家で飛び火は懸念される。近隣町内会が一緒に行うことで顔見知りにもなるし、交流も生まれる」と狙いを話す。

 当日は蒔田消防出張所の職員が協力。スタンドパイプ式初期消火器具を使い、消火栓からホースを伸ばして放水する手順を分かりやすく説明した。参加した地域住民はそれぞれ、消火栓のマンホールを開けたり、ホースをつないだりと、初期消火の流れを体験。佐生会長は「うちの町内会はホースを持っていないが、良い経験をさせてもらった」、田中会長は「町内会で放水訓練したのは初めて。災害に境目はないので、いい機会だった」と話した。

 南区内の自治会町内会には計291(初期消火箱189、スタンドパイプ式102)の初期消火器具が整備されている。南消防署は設置・更新に対しての補助事業も行っている。

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