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公開日:2026.04.23
シネマリン 仲代達矢さん追悼上映 4月25日から開催 ゆかりの店で偲ぶ素顔も
日本映画の黄金期を支え、昨年11月に惜しまれつつ世を去った俳優・仲代達矢さん(享年92)。その功績を称える追悼特集「仲代達矢と小林正樹」が4月25日(土)から5月8日(金)まで、中区長者町のミニシアター・横浜シネマリンで開催される。
今回の特集では、仲代さんの恩師とも言える小林正樹監督とのコンビ作に焦点を当て、全6部3作品の巨編『人間の條件』や、カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞した『切腹』など、傑作揃いの9作品をすべて35ミリフィルムで上映する。反戦や不条理への抵抗を貫いた二人の熱き魂が、再びスクリーンに蘇る貴重な機会となる。
横浜の店で約50年交流深める
銀幕の中でまばゆい光を放った仲代さんだが、実は横浜で長年愛し続けた店があった。関内大通り沿いの地下にある和食店・味の道「すだち」だ。店主の木村順子さんによれば、仲代さんとの縁は、亡き夫・裕詩さんが六本木の和食店で板前修業していた時代に遡る。順子さんは当時、同店でアルバイトをしており「店の近くに俳優座があって仲代さんと小林監督がよくいらしていた。芝居について熱く語り合う姿が今も印象に残っている」と振り返る。
その後1974年、横浜で店を構えた二人を応援するため、仲代さんは足繁く通うようになった。「奥様(宮崎恭子さん)も生前はよく一緒にお越しいただいていました」。大のお酒好きで、土佐造りと30種類もの具材が入った名物の寄せ鍋は、必ず注文するお気に入りだったという。裕詩さんが18年前に他界した後も、仲代さんは年に一度は必ず来店し、「いつでも頼っていいんだよ」と順子さんの心を支え続けていた。
「生涯現役」を誓い合った最後の夏
最後の来店は、亡くなる3カ月前の昨年8月。この日も主宰する無名塾の塾生らと演劇談義に花を咲かせていた。順子さんとは「お互い生涯現役でいこう」と誓い合ったばかりだった。店内に飾られた思い出の写真やサイン、そして「仲代さん専用アルバム」には、公私にわたる交流の軌跡が詰まっている。昨年シネマリンで行われた仲代作品の上映会時には「顔を出したいけれど体力を考えて今回は行けない」と連絡をもらったという。「劇場で挨拶を頼まれると断れない律儀な性格なんですよね」と話し、「自分のことを知らない若い人にも作品を見てほしい」という仲代さんの願いを代弁した。
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