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公開日:2026.08.27

南区六ツ川の高校生・日菜詩さん 神奈川県の支援でみこし作りによる異世代交流の提案実現へ

  • 最終審査で説明する日菜詩さん=県提供

    最終審査で説明する日菜詩さん=県提供

 南区六ツ川在住の日菜詩(ひなた)さん(18=横浜高校3年)が提案した、地域や異世代のつながり構築を目指したみこし作りの企画が8月5日、神奈川県の事業「みらプロ」の中高生部門で採択された。早ければ秋にも手作りのみこしが弘明寺商店街を練り歩く。

 「みらプロ」は6歳〜29歳の子ども・若者が地域や社会のために挑戦したい活動を提案し、県のサポートを受けながら実行する事業。選定された提案は最大100万円の事業費で実行する。

 4月に募集が始まり、小学生、中高生、若者の3部門合計で84件の応募があった。中高生部門(42件)の1次審査を通過した3提案が最終審査に進み、1次審査で不採択となった提案者らが審査員を務め、日菜詩さんの提案が選ばれた。

商店街を練り歩く

 日菜詩さんの提案「地域と思い出をつなぐお神輿リレープロジェクト」は、母校である六ツ川中学校の体育館改修工事で生じる廃材を活用し、子どもが担げるみこしを製作する企画。組み立ての一部や装飾は子どもと高齢者が一緒に行い、完成したみこしで弘明寺商店街や周辺を練り歩く構想となっている。

世代間交流・体験の場

 提案にあたり、世代を超えた地域のつながりと、学校以外で子どもが体験できる場の創出を目標に掲げた。「小・中学校の頃は校外清掃などで地域との関わりがあったが、それ以降はなくなった」と振り返る。現在、学童保育でアルバイトをする中で、共働き家庭が多く、児童が休日に家でゲームやスマートフォンを見て過ごすことが多い現実を知り、地域で世代間交流を図れる機会を作ろうと立ち上がった。

 中学校を管轄する市教委と交渉し、体育館の廃材は入手できることになった。「体育館には卒業生や地域の思いが詰まっていて、それをつなぎたい」という。みこしの基礎部分は同級生の父親である大工に協力を依頼。また、自身がアルバイトをする弘明寺商店街の飲食店を通じ、商店街関係者の力も借りながら準備を進める。早ければ10月中にも実施する予定だが、来春の桜まつりでの開催も視野に入れる。

 実現には複数の関係先との調整など課題は多いが、日菜詩さんは「妥協したくない。賛同してくれる人が多く、いろいろな人とつながりたい」と意欲をみせている。5歳で始めたダンスによって、学校とは異なる居場所を見つけたことが今につながっているという。将来は志を同じくする仲間と団体を作り、子どもの支援活動を行いたいとしており、まずは今回の企画を進めていく。

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