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公開日:2026.08.20

「蒔田の吉良」に熱視線 南区の住民らの団体が漫画発刊で講演会

  • 蒔田城に関する講演会(8月3日)

    蒔田城に関する講演会(8月3日)

 室町・戦国時代、現在の南区蒔田町にあった蒔田城や城主の吉良氏に関する講演会が7、8月に相次いで行われ、周辺住民や歴史愛好家らが「幻の城」と呼ばれる城について学んだ。

 吉良氏は足利将軍家の中でも高い家柄を有したとされる。城は現在の横浜英和学院の敷地内にあったと伝えられているが、築城年代が不明で発掘調査や歴史資料が少ないことから、「幻の城」と呼ばれている。1590年に豊臣秀吉が小田原の後北条氏を征伐したことで、その配下だった吉良氏の蒔田城も廃城になったと言われている。

 蒔田城や吉良氏のことを知ってもらおうと、2013年に地元住民らが「蒔田の吉良歴史研究会」を設立。歴史研究家を招き、講演会などを続けてきた。今年5月には蒔田と吉良氏の関係を紹介した『マンガでよむ蒔田吉良氏物語』を発刊し、活動を広げている。

 漫画の発刊を記念し、7月24日に同会主催の講演会が横浜英和学院で行われ、蒔田と吉良氏の関係を研究し、漫画の監修も務めた青山学院大学の谷口雄太准教授が講演。約200人が集まる中、谷口准教授は「城があったころの蒔田は、宿がある都市的な場所だった」などと語った。

 8月3日には、城にスポットを当てた講演会が蒔田コミュニティハウスであり、約40人が参加した。「城郭復元マイスター」として、城をジオラマで復元する活動を続ける二宮博志さんが自ら作ったジオラマを示しながら、蒔田城を解説した。二宮さんは「ぜひ、地図を片手に蒔田城があった付近を歩いてほしい」と述べた。

 同会の齋藤勁会長は「漫画で蒔田城や吉良氏のことが多くの人に伝われば」と話した。

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