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公開日:2026.10.28

物価高騰 街銭湯への影響は? 運営見直す南区中島館

  • 1959年創業で黒湯が特徴の中島館

    1959年創業で黒湯が特徴の中島館

 神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合=事務局・高根町=によると、神奈川県で100軒、内横浜市で44軒の公衆浴場がある。中区・西区・南区では、順に8軒、4軒、4軒の計16軒。昨年は、経営難や後継者不足のため3軒の公衆浴場が廃業した。2年連続の値上げによる客離れ、後継者の不足、施設の老朽化に、物価高騰が追い打ちをかける。

 公衆浴場の料金は、物価統制令に基づいて上限額が決められている。神奈川県内の公衆浴場入浴料金は、物価高騰を受けた措置で今年の3月1日に値上がり。大人料金が550円から 570円に引き上げられた。料金が400円台だった6年前より、80円値が上がっている。50年以上前から南区中島町にある公衆浴場中島館に通う常連は、「値上がりして利用回数が減ってしまった」と話す。

 同館の今年の7月から9月のガス・電気代は、昨年と比べ月平均約11万円増加した。同館は、湯を営業直前に沸かし電気とガスの節約や、ボイラーの部品を燃費の良いものに変えるなど運営を見直し工夫を凝らす。以前より厳しい状況が続く中、同館の3代目内田幸雄さん(46)は「暗い気持ちでいてもしょうがない。横浜の黒湯文化をもっと知ってもらいたい。街に温泉があるのって素敵じゃないですか」と前を向く。

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