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公開日:2026.11.01

2026横浜市長選回顧〈下〉新市長誕生 福山氏2位、参政党の存在感

  • 参政党の初鹿野参議院議員(右)と演説を行う福山氏(10月4日、センター北駅前)

    参政党の初鹿野参議院議員(右)と演説を行う福山氏(10月4日、センター北駅前)

 昨年に続く市長選への挑戦となった福山敦士氏は参政党の推薦を受けた。9月11日の出馬会見には参政党の神谷宗幣代表が同席。神谷氏は選挙戦でも応援演説を2度行い、10月12日にセンター南駅前で行った演説には約1千人(陣営発表)が集まった。結果は、得票を昨年の15万票から約23万票に伸ばしての2位だった。

 善戦とも言える福山氏の結果は、参政党の存在感を浮き彫りにした。昨年の参院選神奈川選挙区では、参政新人の初鹿野裕樹氏が公明現職に競り勝ち4位で当選。現時点で横浜市会の議席はないが、来春の市議選ではすでに複数人を擁立する準備が進んでいる。

 福山氏が今回獲得した区別の得票を2023年市議選の各区の当選者の得票と比較すると、18区中14区で当選ラインを上回る計算となる。来春の市議選に自民党から立候補を予定する男性は「参政党には勢いがある」と警戒する。

立民・共産 厳しい結果

 前衆院議員で、今回は立憲民主党県連の支援を受けていた中谷一馬氏は4位に終わった。「横浜市民派」をうたっていたが、選挙戦では立民市議がサポートしていた。中谷氏が「今までの選挙で一番手応えを感じている」と自信を見せていただけに、周囲の落胆も大きい。福山氏、前市長の山中竹春氏に続く4位という結果に、ある立民市議は「今までやってきたことが全て崩れた。これからどうすればいいのか」と嘆いた。立民と公明が合流して発足した中道改革連合は、衆院選で大敗して事実上崩壊した。党の展望が開けない中、市会では「野党」となり、存在感低下を危惧する声も聞かれる。

 共産党公認で出馬した浅賀由香氏は7人中6位。主張が近かった市民団体代表の藤川祥子氏を上回ることができなかった。

 立民は23年市議選で15人が当選したが、その後、6人が離党して現在は9人。共産は19年市議選で9人が当選したが現在は5人に減っている。両党は巻き返しを図りたい市議選を前に厳しい結果を突き付けられた。市議選まで半年。早くも戦いが始まっている。

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