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保土ケ谷区 社会

公開日:2026.10.29

物価高騰に向き合う【1】 地域密着で経済動かす 保土ケ谷区商店街連合会

  • 店先に立つ寺坂さん

    店先に立つ寺坂さん

 相次ぐ物価高騰が市民生活や地域経済を脅かしている。この試練に向き合う保土ケ谷区内の人々に話を聞いた。

 保土ケ谷区商店街連合会(区商連)の会長を務める寺坂悦郎さん。上星川商店会で鮮魚店を経営し、「物価高騰や円安、海洋環境の変化もあり、魚の仕入れ価格が上がっている」と嘆く。円安などの影響で国内産の魚が優先的に海外へ流れ、外国産の価格も高騰しているという。

 寺坂さんの鮮魚店もその影響を受け、昨年の倍以上の価格で入荷している魚もある。「可能な限り価格据え置きを貫いてきたが、10月から値上げをした商品もある。お客さんには申し訳ない」と視線を落とす。今年は秋の味覚といわれるサンマが不漁であり、店にとって悩みの種だという。

温かみを伝える

 小規模な個人商店は一般的に、大手企業と比べて資本力や価格競争などでは分が悪い。寺坂さんは「地域密着型の店舗が生き残るためには、きめ細やかなコミュニケーションやサービスの独自性が大切」と語る。

 横浜市商店街総連合会(市商連)による「横浜市商店街広域プレミアム商品券」のほか、区内の商店街でも独自のプレミアム商品券を販売。大手のスーパーや家電量販店でも利用できる共通券と個店専用券を組み合わせることで、地域経済の活性化につながっている。

 区商連は毎年、ほどがや区民まつりの中でビンゴ大会を実施し、風物詩となっている。また、各商店街が夏祭りやハロウィーンイベント、商店街プロレスなどを独自で開催。SNSを活用した情報発信にも注力することで区外からも顧客が訪れるなど、新しい時代の風を吹き込んでいる。

 寺坂さんは「お客さんが地域に根差した商店街の温かさを実感できるような取り組みを実践することが、我々の役目だと思っている」と話し、経営戦略を練る。

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