戻る

中区・西区・南区 社会

公開日:2026.10.29

野菜の安定供給へ 馬車道で装置開発・栽培

  • LED菜園で育った野菜と岡崎社長

    LED菜園で育った野菜と岡崎社長

 中区馬車道のビルの一角で、みずみずしいレタスやバジルが育っている。栽培しているのは、今年設立20周年を迎えた(株)キーストーンテクノロジー=中区太田町。LEDと水耕栽培を活用した「LED菜園」で温度や湿度、光をコントロールしながら育てている。

 自然を相手にする農業にとって、近年の異常気象は深刻な問題だ。地球温暖化が影響しているとされる今年9月の長雨でも大きな打撃を受け、葉物野菜の値段が高騰した。また、従事者の減少や高齢化などの課題も多い。

 同社の岡崎聖一社長(62)は「安心、安全な国産野菜の安定供給ができない時代がすぐそこまで来ている」という危機感から、水耕栽培装置やLED照明の開発に取り組む。

 同社の栽培装置は、天候に左右されず、植物の生育に最適な環境を保つ。そのため、一年を通じて安定した価格と品質で提供できる。消費者が多い都市で栽培できるため、輸送のコストや二酸化炭素の削減につながるという利点もある。

 装置は全国各地、数百件の企業に導入されている。地産地消への取り組みや、障害者の就労として設置するなど、価格や品質だけではない付加価値も評価されている。

 岡崎社長は「今後も技術力を提供して持続可能な社会に貢献していきたい」と話す。都市の中で植物を育てる試みは、持続可能な食の未来を考える一つのヒントになる。

 本社の自社装置で育てた野菜やハーブ、食用花は、横濱元町 霧笛楼など近隣の店約10軒へ出荷しているほか、一般向けに直営サイトでも販売されている。

中区・西区・南区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

中区・西区・南区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中区・西区・南区 ローカルニュースの新着記事

中区・西区・南区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS