堀ノ内1丁目の「宝生寺」が所有する絵画「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)仏涅槃図(ぶつねはんず)」が11月1日、横浜市の文化財に指定された。
この指定は横浜の歴史や文化、自然を理解する上で重要と判断された文化財を毎年選んでいるもの。過去には同寺の本堂も指定を受けており、今回の指定で合計147件となった。
釈迦の死を描く
指定された作品は、縦162cm、横104cm。市教育委員会によると、1300年代の南北朝時代に釈迦の死を描いたもの。中央に横たわる釈迦を多くの人や動物が見守っている。
釈迦の死を描いた涅槃図は関東では鎌倉・南北朝時代にさかのぼるものが極めて少なく、近隣では称名寺(金沢区)や円覚寺(鎌倉市)などに残されているだけ。市教委は「南北朝期のものであるこの作品は貴重なもの」という。
現在、この作品は、神奈川県立歴史博物館に寄託されている。
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