南吉田町で11月17日午前、住宅内にいた男性が女性に刃物で切り付けられる事件が発生した。容疑者の女性が現場から逃走したが、数時間後に確保された。現場そばには小学校があることから、児童を通わせる保護者からは「何もなくて良かったが、身近な場所で怖いことがあるとは」と声が聞かれた。
神奈川県警が事前登録者に配信した「ピーガルくん子ども安全メール」によると、17日午前9時30分に南吉田町で在宅中の男性が女性に刃物のようなもので切り付けられ、女性はそのまま逃走。事件発生と逃げた女性の外見の特徴などを知らせるメールは午前11時57分に配信された。その約2時間後の午後1時42分に女性を確保したことを伝えるメールが配信された。
南警察署によると、今回のような場合の「ピーガルメール」の配信は警察官が現場検証をした上で、学校に連絡してからメールを配信する手順だといい、発生から配信まで時間を要するという。今回の容疑者の身柄確保の場所や時間を含めた事件の詳細については「捜査中なので答えられない」としている。
現場から数十mの場所にある日枝小学校に南署から電話で事件発生が伝えられたのは午前11時50分ごろだったという。周辺の小学校なども同様で、昼休みに児童に校舎の外に出ないよう呼び掛けた学校もある。ある小学校は集団下校も検討したが、直後に身柄確保が伝えられ、通常の下校方法にした。
日枝小に児童を通わせる保護者は「無差別殺傷の事件が伝えられる中、近い場所での事件に恐怖を感じる。事件発生をもっと早く知ることができれば」と話した。
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