南区版 掲載号:2011年12月8日号
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”あーす”を変えるエコライフ 環境連載27 現代の家の造り方 取材協力/ステップチェンジ

 12月になり、寒い寒い冬がやってきました。

 鎌倉時代の徒然草に「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き頃わろき住居は、堪へがたき事なり」という一文があります。昔の人は夏の暑さには耐えられないけれども、冬の寒さは平気だったようです。

 現代の私たちは電気の力やガソリンの力を借りることで動かなくても生活ができる代わりに、身体は冷えています。昔の人は生きていくために常に仕事をしていたので、冬でも体は温かかったのかも知れません。

 徒然草の時代から日本の住宅は夏に風が通り抜けやすい造りとなっています。しかし、私たち現代人の身体は、この住宅では耐えられなくなっており、冬には暖房が必要となりました。

 人間にとって快適な温度は25度くらいと言いますから、夏は外気が35度として10度も下がれば快適ですが、冬は外気が5度くらいになると、20度は上げないと快適になりません。10度下げるより20度上げる方がエネルギーを使うので、冷房より暖房の方がエネルギーを多く消費するのです。

住宅は夏仕様

 運動量が減っても住宅は夏向けに造られています。さらに、冬はエネルギーが必要ですから、冬に対して対応できていないのです。

 住宅が冬に強ければ、暖房で使うエネルギーが少なくて済むので、貴重な化石燃料を大切にできますし、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出も減らすことができます。万一、厳寒時に停電が起こり、暖房が使えなくても多少の我慢で済みます。暖房器具は空気を汚すものや乾燥させてしまうか、結露を起こしてしまうものが多いですから、住宅の断熱性能が優れていれば健康面も快適です。

 昔の人のように朝から晩まで活動的に動くことで冬を乗り切るほうが健康的ではあります。必要以上に食べて太り過ぎないように運動したり、エアコンが効いた部屋で運動する現代の生活のほうが異常です。

 しかし、それでも現代生活を送るならば、住宅の断熱を高め、冬向けに造ると良いのではないでしょうか。
 

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