「忠臣蔵」で赤穂浪士に討たれる悪役として知られる江戸時代の大名、吉良上野介にゆかりのある蒔田地区で8月19日、「蒔田の吉良の時代行列」が行われた。蒔田連合町内会(水野嘉和会長)が主催したもの。
吉良家は室町時代に分家したとされる。愛知県の本家は討ち入りをきっかけにお家断絶となったが、分家はその後も続いた。室町時代に世田谷から蒔田に移り住み、そこが蒔田城(現在の横浜英和女学院)となった。そばの勝国寺には、今も供養塔が残っている。
蒔田に吉良の歴史があることを知ってもらおうと、蒔田町にある「旅館松島」の女将、島田紀子さんが中心になって2010年に初めて行列を実施。今回が2回目となった。
蒔田小、日枝小、南太田小、蒔田中、共進中の各校長や蒔田中の生徒ら約140人が参加。吉良や赤穂浪士の格好をした生徒が地区内を歩いた。勝国寺初代住職である天永淋達大和尚に扮して歩いた蒔田小の木藤肇校長は「子どもが歴史に関心を持ってもらえれば」と話していた。
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