「Y校」の愛称で親しまれ、これまでに約3万人の卒業生がいる市立横浜商業高校(山本一夫校長)が創立130周年を迎え、11月に関係者らが集まり記念式典と祝賀会が行われた。
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Y校は1882年、港の有力商人らによって現在の中区北仲通りに「横浜商法学校」として設立され、3回移転した後、1905年に現在の南太田に移る。1948年に「横浜商業高校」という名称になるまで6回の変更があった。
現在では市内唯一の商業高校として、横浜経済の担い手を育成してきた。有隣堂の社長を務めた松信泰輔氏や崎陽軒会長の野並豊氏など、横浜を代表する企業経営者を育てている。
時代に合った教育
商業科は「時代に即応したビジネス教育」を目標にしており、最近では、生徒が企業とコラボレーションして商品開発を行う取り組みも行っている。2003年に開設した国際学科では、英語を中心とした教育に力を入れる。14年からはスポーツマネジメント科を設置予定で、新たな分野にも挑戦する。
盛んな部活動
部活動では、春・夏合わせて16回の甲子園出場経験がある硬式野球部の活動が目立つ。1983年には春・夏ともに準優勝でマリンブルーに「Y」の文字が入ったユニフォームが全国に知れ渡った。08年に新人王を獲得し、巨人の主力選手として活躍する山口鉄也投手など、多くのプロ選手を輩出している。
最近では軟式野球部や卓球部、大岡川で練習しているボート部などが全国大会に出場している。書道部、英語部といった文化部の活動も盛んだ。
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