日枝小学校(清水誉志人校長)の6年生がアフリカ南東部のモザンビークの子どもへビデオレターを送る取り組みを進めている。
今年6月1日から3日まで、パシフィコ横浜などで行われる「アフリカ開発会議」に合わせ、市ではアフリカ各国の文化や歴史について小中学校で学んでもらう「一校一国運動」を行っている。南区からは日枝小がモザンビーク、永田台小がセネガルを交流国に決めて活動中。
6年生は昨年11月にモザンビークで活動した青年海外協力隊のメンバーから話を聞くなどして、現地の子どもが少ない学習用品で勉強していることなどを知った。12月には日本のODA(政府開発援助)で建設された「東洋の星小学校」の子どもから日枝小児童にビデオレターが届いた。6年4組の児童はそれに返事をしようと、英語で自己紹介と自分の夢を語るビデオ撮影を目指し、外国語活動の時間も使いながら、準備を始めた。2月から児童1人ずつ、撮影を行っている。
児童は、聞いてもらえるように、内容だけではなく、話し方や見せ方を工夫。サッカー選手になりたいという男子は憧れの選手の写真を見せるなどして、モザンビークの子どもに夢を語りかけた。音楽が好きだという石渡桃夏さんは「私たちの思いがモザンビークに届いてほしい」と話す。
撮影は2月中に終わり、JICA(国際協力機構)を通してビデオが届けられる予定。同校の樋口良教諭は「途上国を知り、自分たちの生活を見直すきっかけになっている」と話し、学校生活でも子どもの変化を感じ取っているという。
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