今年に入り、横浜市内で65歳以上の高齢者が住宅火災で死亡するケースが相次いでいることから、市消防局や南消防署では、就寝前の火の元の確認を呼びかけている。
2月25日時点で市内の火災による死者は12人。昨年の同時期と人数は変わらないが、今年はいずれも65歳以上の高齢者が犠牲になっているのが特徴。多くが午前0時から6時ごろの就寝中に発生している。
対象絞って啓発
南区でも25日午前4時前に大岡2丁目で発生した火災で死者が出た。高齢化率が市内でも高く、一人暮らしの高齢者が市内最多であることから、南消防署でも警戒を強めている。
高齢者への注意喚起を強化しようと、老人クラブや自治会・町内会に的を絞ってチラシを配布するなどしている。仏壇や神棚に供えたローソクや線香が倒れて火事につながることもあり、具体的な例を示して説明しているという。
南消防署予防課では「寝る前にもう一度火の元を確認するなど、これまで以上に注意してもらたい」とコメントしている。
防災講演会も
3月1日からの春の火災予防運動に合わせ、南消防署では講演会「防災みなみ塾」を3月4日午後1時30分から南公会堂で行う。
東京女学館大学非常勤講師で危機管理に詳しい浅野幸子さんが「女性&男性の視点で総合防災力アップ」をテーマに講演。市消防音楽隊の演奏もあり。入場無料。直接会場へ。詳細は南消防署予防係【電話】045・741・0119。
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