中村川沿いを清掃
寿東部連合町内会の浦舟町東部町内会（武田勝会長）は、市が募集する身近な道路の清掃や美化活動などを行うボランティア団体「ハマロード・サポーター」に登録している。
中村川に面するこの地域。戦後間もないころは、川の周辺に蚊やハエ、ネズミが多く集まり、住民生活を悩ませていた。１９５３年、町内会では清潔な町を目指し、月３回、川や道路など、地域の隅々まで掃除する取り組みを開始。特に主婦が割烹着に三角巾姿で清掃活動に奮闘した。
２年後には蚊やネズミはほとんど姿を消し、環境が改善。この取り組みが厚生大臣賞を受賞。主婦の取り組みは55年に公開された映画「百人の陽気な女房たち」のモデルにもなった。
その歴史を受け継ぎ、町内会は「ハマロード」に登録し、今でも町内や三吉橋通り商店会、川沿いの植え込みの清掃を続ける。
自らの母親も活動していたという武田会長は「最近はこの歴史を知らない人も増えてきたので、清掃を続けながら、伝えていきたい」としている。
■浦舟町東部町内会…設立１９４９年、加入世帯数５５０
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