横浜子ども会議 小中学生がいじめ考える 各校代表者が初の議論
いじめ根絶に向けて横浜市が初めて開催する「子ども会議」が6月12日に南吉田小学校(藤本哲夫校長)で行われ、区内の市立小中学校24校から代表の児童・生徒が参加し、議論を交わした。
この日は7つの中学校ブロックごとに分かれ、中学生が進行役を担当。各校の代表が現在の明るい学校作りへの取り組みや、学校目標、児童会の活動を報告、意見交換を行った。頭文字をつなげると”えがおいっぱい”となる「児童会のめあて」を画用紙に書いた児童の説明を、真剣に聞く姿も見られた。
六ツ川中学校代表の松本壮玄(たけはる)君(2年)は「今回の話し合いで、いじめられている人には理解してくれる人が必要なのだと思った。影で悪口を言う人をどのように止めるかを今回話し合えなかったので、今日の話をもとに次につなげ、いじめをなくしていきたい」と感想を語った。
今後に期待
同会議を主催している市教育委員会の山川伸二指導主事は「これから子どもたちがこの経験を次につなげ、各校の取り組みに活かし、広げていってほしい」と今後に期待した。会場となった南吉田小の藤本校長は「いじめは子どもたち自身が考えなければいけない問題。どう活かすか子どもたちにやらせてみたい」と校内で発展させたいという。
同会議は市内各地で行われ、それぞれ話し合われた内容は、第二弾となる7月の「方面別横浜子ども会議」に向け、さらに各校で議論される。最終会議である8月の「横浜子ども会議」では、全校に発信する内容を協議し、アピール文を採択する予定。
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