現職の林文子氏が再選を果たした横浜市長選。投票率は過去最低の29・05%。南区でも28・28%だった。市長選が単独で行われるようになった1978年以降は衆院選と同日だった2009年を除き、軒並み30%台だったが、今回は98年の32・37%も下回った。
林氏は自民、公明、民主の3党から推薦を得ていた。選挙期間中は3党の市議や県議が日替わりで駅に立ち、支持を呼びかけた。選挙戦終盤の23日には、林氏が弘明寺、三吉橋、横浜橋の3商店街を練り歩いた。横浜橋では、南区選出の自民、公明、民主の市議、県議5人全員が揃い、林氏の脇を固めるように、支持者の商店主らを案内した。
弘明寺で林氏と握手したある主婦は「市長として進めた保育コンシェルジュは素晴らしい取り組み。これからも子育て支援に力を入れてほしい」と期待していた。一方、横浜橋のある店主は「子育てもいいが、商店街振興にも目を向けて」と今後の取り組みに注文を付けた。
低投票率に終わったことに林氏を支持した市議からは「国政選挙に比べると市民の反応が鈍い」「4年後の市長選もこうなってしまうのか」との声が聞かれ、市民が市政に関心を持ってもらえるかを懸念していた。
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