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公開日:2013.11.28

市内在住フィリピン人
不安の中 母国を支援
台風被災地に衣類送る

  • 国際交流イベントに参加したジェラルデンさん(右)

 フィリピン中部を襲った台風30号は5千人以上の死者を出し、深刻な被害が出ている。11月8日の発生から約3週間が過ぎても被害の全容が明らかにならない状況が続く。市内のフィリピン人は母国を心配し、衣類を送るなどの支援活動を行っている。南区内には市内18区で2番目に多い約1千人のフィリピン人が住んでおり、募金などの支援も続いている。

 台風30号がフィリピン中部のレイテ島などを襲ったのは11月8日。5千人以上の死者が出たが、未だに被害の全容がつかめていない。

南区内に1千人

 市の統計によると、10月末現在で市内に住む外国人は7万5456人。そのうちフィリピン人は6767人で、国別では中国、韓国・朝鮮に次いで3番目に多い。南区には7548人の外国人が住み、フィリピン人は964人。市内のフィリピン人の15%が南区で暮らしており、人数は鶴見区の1046人に次いで多い。

 市内のフィリピン人グループ「アジアン・ジェイ」には南区在住者を含む25人が所属。イベントでフィリピンダンスを披露するなどの活動をしている。11月23日に浦舟町のみなみ市民活動・多文化共生ラウンジで行われた国際交流イベントにも10人が参加。ダンスを発表したほか、フィリピンのお茶や菓子を来場者に振る舞った。

「今すぐ行きたい」

 代表の倉橋ジェラルデンさん=磯子区=は来日して24年。母国を襲った惨事に「自分も親せきと連絡が取れない。今すぐ飛んで行きたい気持ちだが、何もできない。レイテ島はエメラルド色の海がきれいだったのに」と胸を痛めている。フィリピンと電話がつながらず、現地の情報はフェイスブックを頼りに集めているという。日本に伝わってくるのはレイテ島の状況がほとんどで「もっと小さな島はどうなっているのか」と心配は尽きない。

 日本に住むフィリピン人の中には教会を通し、衣類を被災地に送る活動が進んでいる。ジェラルデンさんにも被害を知った近所の人から子ども服などが寄せられた。それをフィリピンに住む弟を通して届けている。ジェラルデンさんは「日本の方からは何か協力したいという気持ちを感じる」と感謝の言葉を口にする。

 市は12月19日まで募金を受け付ける。南区役所2階の窓口でも受付中。国連世界食糧計画を通して被災者支援に役立てられる予定。

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