県立横浜清陵総合高校(船橋憲正校長)のレスリング部がこのほど、山梨県で行われた関東高校選抜大会の団体戦に初出場し、ベスト8に進出。これにより、3月に新潟県で行われる全国大会の切符を手にした。
大会は、昨年秋に開催された都道府県大会を勝ち抜いた上位2校に出場権が与えられ、関東地区のナンバーワン校を争うもの。7階級(50、55、60、66、74、84、120kg級)に分かれて同じ階級の選手同士が試合を行い、先に4勝したチームが勝者となる。
創部2年目の同校レスリング部は、昨年11月に行われた県大会の新人戦で2位に入り、団体では初めての関東大会挑戦となった。部員数は8人と少数で、比較的軽い階級の選手が多いことから、74kg級と84kg級の出場者が不在。この2階級での不戦敗が決定しているため、勝ち進むには残りの5階級で4勝を挙げなければならない。
厳しい条件の中、16校によるトーナメント戦で行われた団体の1回戦で、五輪選手を輩出したこともあるレスリングの名門校、足利工業(栃木県)と対戦。南中学校出身の50kg級、吉岡大悟君と、55kg級の山口翔君(ともに2年)が連勝するが、続く60kg級で個人戦3位に輝いた礒田隆君(2年)がまさかの敗戦。”崖っぷち”の状況で、66kg級の小玉優人君と120kg級の松本直毅君の1年生コンビが接戦を制し、勝利した。続く準々決勝で東京の高校に敗れたものの、ベスト8までに与えられる全国大会の出場権を得た。
主将の山口君は「緊張したが気持ちを一つにした」と、チームワークの結実であることを強調。顧問の菅原和哉教諭は「最低限の目標をクリアでき、ほっとした。全国大会はまず1勝したい」と抱負を語った。
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