中村地区内にある3つの地域防災拠点合同の図上訓練が3月18日、中村地域ケアプラザで行われ、各拠点の運営委員や学校関係者ら18人が参加した。
同地区と3拠点の範囲が一致することから、合同訓練が企画された。区内で地区と拠点の範囲が一致するのは珍しく、こうした訓練が行われるのは初めて。
参加者は中村小、石川小、平楽中の3拠点ごとに集まり、地区の地図に太い道路や公園の位置を書き込んだ。その上で、震度7の地震が起きた時にどのような被害が出るかを考えた。
中村小の拠点運営委員は地図を見ながら、地区の特徴を「大きい道や公共施設が多いが、住宅が密集している」と分析。さらに「中村川にある船が津波によって火災を引き起こすかも」と危惧した。最後は拠点ごとに予想される被害やそれへの対応策を発表した。
南区役所の担当者は「図上で見ると違った視点で見られる。1拠点では解決が難しい課題を地区全体で考えてもらえれば」と話した。
中村地区連合町内会の吉井肇会長は「訓練を各町内会単位でも行いたい」と話し、今後の取り組みに反映させる方針だ。
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